医師になるために

医学部に6年間通って、それで医師になれるわけではありません。
6年間の過程を終了してはじめて、医師国家試験の受験資格を得ることができます。
そして医師国家試験に合格して、初めて医師として働くことができるのです。

この医師国家試験、非常に難しいのは当然ですが、
6年間勉強に励んだ医大生の努力の賜物でしょう。
合格率は9割ともいわれています。
ただし、試験は毎年2月、1年に1度しか施行されないので、
失敗した場合は1年間また勉強しなければなりません。

そして医師国家試験に合格したからといって、
医師として働き始められるわけではありません。

2004年から医学部学生の卒業後の臨床研修が義務付けられ、
大学病院や総合病院など医療の現場で最低2年間の研修を受けなければ、
医療従事者として働くことは認められなくなりました。
理想としては、医学部を卒業見込みの2月に医師国家試験を合格し、
そのまま4月から研修医として働きはじめるというパターンです。

研修終了後は、そのまま大学病院や総合病院で就職するケースが多くなっています。
他にも公立病院や市立病院、また小さな診療所などに就職する場合もあります。

医学部で6年、そして研修を2年、8年経ってやっと一人前の医師として
医療に従事することができるのです。

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医学部の特徴

医学部とは大学の教育課程において、医学を専門に学ぶ場です。
医学部には多くの学科があり、他の学部と大きく異なる点として、
学科によって4年制のものと6年制のものがあるというところです。

看護師や保健師を養成する看護学科や
放射線技師や臨床検査技師、理学療法士などを養成する保健学科などが一般的ですが、
これらの学科はすべて4年制となります。

医師を養成する医学科や、薬剤師を養成する薬学科は6年制となります。
最近特に人気のある薬学科は、現在では医学部ではなく薬学部として独立し、
さらに専門の分野を学ぶようになりました。

医学部と聞くと、難易度が非常に高いイメージですね。
もちろん医学部を目指す人は相当な努力をしている人たちです。
また、医師を医学科に志す人たちには6年間という長い道のりが待っています。

医学部は通常の学部と同じように国公立大学と私立大学にあります。
授業料の面から国公立大学を受験する人が多くなっていますが、
国公立大学を不合格となった人たちが、私立大学を受験する傾向にあります。
以前は私立大学のほうが難易度が低いと考えられていましたが、
最近では国公立大学と変わらないところも増えてきています。

医学部って一体いくら必要?

大学はただでさえお金がかかるもの、ましてや医学部なんて一体いくらかかるの?
と考えてしまうのは当然です。

医学部と聞くと、授業料が非常に高いというイメージがありますが、
それは他の学部と同様、国公立大学か私立大学に行くかで大きく変わってきます。

ここでは医学部を6年制として考えてみましょう。
国公立大学では学部に関係なく一律料金で統一しているところが多くなっています。
そう考えると、例え医学部であろうとも、6年間でかかる費用は約350万円程度となります。
ただし、私立大学となると話は変わります。
大学により大きく費用が異なりますが、国公立大学の約10倍近くかかるとも言われ、
6年間でかかる費用は約2000万円~5000万円となります。
誰もが国公立大学を受験するのは納得ですね。
もちろんそんな金額を一般家庭から賄うのはなかなかできることではないので、
多くの大学には奨学金制度があるので、利用することをオススメします。

親としては、何が何でも国公立大学に行ってもらいたいところですが、
国公立大学を合格することは非常に狭き門となっています。
学費が安い大学ほど偏差値が高い、というのは、受験生の間では一般常識となっています。

医学部に入学してからの6年間も勉強は大変そうですが、
まずは国公立大学に合格するために、死に物狂いで勉強する必要がありそうです。